英語保育士クラウドソーシング!? 幼児英語教育にITを持ち込んだらこうなる!という妄想
まずはニュースを一つ
教育2014 ちゅうごく)英語授業 低学年から
上関小は2009年度に文部科学省 から「教育課程 特例校」に指定され、1年生から「外国語活動」の授業を始めている。1、2年生は各学期に3~4コマ、3、4年生は毎週1コマの授業がある。
町が雇用するカナダ 出身の外国語指導助手 (ALT)のパトリック・ミッチェルさんも全ての授業に参加し、サポートする。
子どもたちの集中を持続させるため、授業には英語の歌や踊り、ゲームをふんだんに盛り込む。3年の鶴田果歩さんは「パトリック先生との話が楽しい。英語にも慣れた」と話す。校内放送を一部英語で流すなど、授業以外でも英語に触れる機会を増やし、聞く力を育てている。
島根県 雲南市 でも、小学3、4年生から英語に親しむ外国語活動を今年5月に始めた。今年度は年間15コマ、ほぼ2週間に1回の割合で取り組んでいる。4人のALTが市内16校を回っている。
そのうちの1校、掛合小学校。3年生の教室で、米国出身のALTが「ハーイ」「ハロー」とあいさつすると、児童も英語であいさつを返した。動物や果物の絵を見せると、子どもたちは我先にと手を挙げて英語でこたえていく。
教育2014 ちゅうごく)英語授業 低学年から:朝日新聞デジタル
ニュースここまで
小さいうちから英語に触れる
英語低年齢化を象徴するニュース。世界の英語教育は概ね小学1年からスタートするのが多いので、日本も近い将来そうなってくるのではないかと思います。
低年齢化すればする程課題になってくるのは、記事でも紹介している子供の集中力。これがキーワードです。
「子どもたちの集中を持続させるため、授業には英語の歌や踊り、ゲームをふんだんに盛り込む。」
集中力を維持する為に、歌や踊りをまじえてALTが奮闘しています。英会話学校等でも低年齢クラスは同じでしょう。
東京等の大都市では、こどもを盛り上げるのが上手なALTは引っ張りだこではないでしょうか。逆に、ALTが不足する地方都市では、外国人であればALTとして有難がられる存在ではないかと思います。
実は英語に限らずですが、保育園等でこういう外部講師を招いての課外授業というのが結構あります。例えば、近所のスポーツクラブから講師を招いて鉄棒の授業。お料理教室。等など。こういうのは外部講師で十分なのです。
英語外部講師をIT化してみる
英語のALTは どうでしょう。外部講師で十分ですよね。さらに言えば、その場にいる必要があるのか。例えば、大型スクリーンに等身大の講師がリアルタイムで映しだされて 英語の歌や踊りをする事も可能な訳です。歌と踊り程度であればその場にいる必要は無く、スクリーン上で問題無いはずです。今は音響にしても、ちょっとした スピーカーで物凄くリアルな音が出せます。
こんな感じです ↓
例えば、アメリカの実際の保育士が、ネットで週に数回日本のA保育園とB保育園へ課外授業をする。(時差があるので、米保育士は本業以外の時間で可能) 本場の人気保育士がリアルタイムで教えてくれるというのであれば、需要はあるのではなでしょうか。
ビジネスとして考える
外国の英語保育士と日本の保育 園をマッチングするシステムが出来ないか。外国人保育士がウェブサイトに登録。日本の各保育園が保育士情報を元に予約、授業依頼。授業料の徴収、支払いは ウェブサイトで完結。保育士は保育園から評価され、今後の仕事に繋がるという仕組みです。簡単に言えば保育士クラウドソーシングです。
例えばワンコイン500円x20人の生徒x2保育園と講師をつないだ場合、2万円の売上になります。これが仮にフィリピン人講師であれば、一人100円以下で可能なわけです。
さらに言えば、このモデルは日本だけである必要は無く、英語保育士が不足している世界各国の地方保育園で需要があるはずです。特に英語化に必至の韓国等では可能なのではないでしょうか。
子供向けには非常に興味深いの ですが、こういうのは、小学校高学年になると必要ないかと思います。それくらいの年齢になると、オンラインマンツーマン英会話の方がいいはずです。オンラ インマンツーマンに集中出来ない幼児期の子供に良い教育方法ではないかなと感じました。まさに英語教育イノベーション!
この調子で幼児英語教育に革命を!